6. パリ=シャルル・ド・ゴール空港 (CDG) – フランス
年間約7615万人(2019年)が利用する、ヨーロッパを代表するハブ空港の一つ。複数のターミナルから構成され、それぞれが異なる時代の建築様式を反映しています。特にポール・アンドリュー設計のターミナル1は、そのユニークな円形デザインとチューブ型のエスカレーターが未来的。パリのエスプリを感じさせる、多様な魅力を持つ巨大空港です。
7. 仁川国際空港 (ICN) – 韓国
年間約7117万人(2019年)が利用し、常に世界のベストエアポート上位にランクインする仁川国際空港。近代的な建築美に加え、旅客の快適性を徹底的に追求した設計が特徴です。無料のシャワーやマッサージチェア、仮眠スペース、キッズエリアなど、乗り継ぎ客や家族連れに優しい設備が充実。韓国文化に触れることができるイベントも開催されています。
8. シンガポール・チャンギ国際空港 (SIN) – シンガポール
年間約6770万人(2024年推計)が利用する、世界最高の空港として何度も評価されてきたチャンギ国際空港。その象徴が、モシェ・サフディ設計の複合施設「ジュエル」です。ガラスドームの中心には、高さ40mの世界最大の屋内滝「レイン・ボルテックス」が流れ落ち、周囲には緑豊かな庭園が広がります。まるで未来都市のような空間は、空港の概念を覆します。
9. ハマド国際空港 (DOH) – カタール
年間5800万人の受け入れ能力を持つハマド国際空港は、まるで豪華な美術館のような空港です。建築事務所HOKが手掛けた波打つような屋根のデザインは、カタールの砂漠と海を表現。広々とした空間には、ウルス・フィッシャー作の巨大な黄色いクマの彫刻「ランプベア」をはじめ、多くのアート作品が展示され、訪れる人を魅了します。
10. アドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス空港 (MAD) – スペイン
年間約6170万人(2019年)が利用するマドリード・バラハス空港。特にリチャード・ロジャースらが設計したターミナル4は建築的な傑作と称賛されています。波打つように広がる竹製の天井からは柔らかな自然光が降り注ぎ、カラフルなY字型の柱が森のように林立。広大ながらも温かみと落ち着きを感じさせる、洗練された空間が広がっています。
まとめ
これらの空港は、単なる移動のための場所ではなく、それ自体が旅の記憶に残る目的地となり得ます。建築美、革新的なデザイン、そして訪れる人をもてなす心が融合した空間は、私たちの旅をより豊かで感動的なものに変えてくれるでしょう。未来の空港が、さらにどのような驚きと快適さを提供してくれるのか、期待は膨らむばかりです。
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